「半七捕物帳:1」

キャスト

半七(里見浩太朗)
娘・お初(有沢妃呂子)
お千加(片平なぎさ)
手下・庄太(西山浩司)
同心・小山恭介(堤大二郎)
長次(山城新伍)
熊蔵(丹古母鬼馬二)
おみつ(太宰由美子)
白川楽翁(丹波哲郎)=松平定信
志村小十郎(松村雄基)

第1話:1992年10月13日:「仏の半七鬼になる!」(SP)

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第2話:10月20日:「情け心が悪を討つ」

丸屋の息子・清太郎(坂上忍)は後妻・お梶(あいはら友子)に金を無心して断られ弟・秀次郎ばかり可愛がると言って飛び出すのを半七(里見浩太朗)・庄太(西山浩司)は見た。 小料理屋・お千加(片平なぎさ)は丸屋清兵衛(寺下貞信)は寝たきりで、お梶はよく知っており清太郎をかばっていると言い、お梶は番頭・徳二郎(鶴田忍)から売り掛け金があると聞いて取りに出掛けた。
博打場で清太郎は六造(重久剛一)から渡された金も使い酒で酔いつぶれ、お梶は店への帰り道に襲われ、清太郎が気がついた茶屋で死んでいて逃げた。
同心・小山恭介(堤大二郎)に事件が伝わり熊蔵(丹古母鬼馬二)は清太郎を見ていたが、お千加はお梶には男の噂はないと言うが、清太郎の持ち物が見つかり徳二郎が金を持ちだしを言うが、乳母・おたね(島かおり)は調べ直しを願い出た。
長次(山城新伍)は清太郎を捕らえ動機は金で茶屋おかみ・お銀(松井紀美江)が証言し取り調べで自白させた。
半七はお梶が行った先で番頭に返した金を取りにきたのが不思議といわれそこからの帰り道で草履を見つけ襲われた、庄太は茶屋の下働き・お春(吉田哲子)からしばしば家に帰され当日もそうだったと聞き、半七はお千加からお梶は懐いた清太郎の為に後妻になったと聞いた。
半七は長次に清太郎を牢送りにさせて、茶屋おかみ・お銀が番頭・徳二郎と兄・六造に会うのを尾行し乗り込み捕らえ、・・・。


脚本:和久田正明
監督:関本郁夫

第3話:10月27日:「娘いれずみ鬼十手」

一石橋の仙蔵(工藤堅太良)は岡っ引きに仕事に忙しく家にあまり戻らず妻の死に目に会えず、娘・お夏(戸川京子)が嫌いいれずみまで彫っていて半七(里見浩太朗)に嘆き、同心・小山恭介(堤大二郎)に十手を返上したいと言った。
大倉屋主人が首吊死して、茶宗匠の土井宗庵(田中明夫)が来て、仙蔵は半七に大倉屋に女・お峰(志乃原良子)があり誰かに強請られており市松(谷口孝史)を見たと言い、捜索で市松を見つけたが浪人に斬られた。
お夏は母の墓が大きくなり雲海(小池栄)から仙蔵が度々参ったと聞き、十手を返上を待ってもらい市松を探した。
中村歌之丞(沖田さとし)は犬飼右蔵(石倉英彦)と七五郎(当銀長太郎)に大奥の関係で強請られ夜逃げをし、追った半七は土井を見たと聞いた。
市松が殺されお夏がいたが捕らえた長次(山城新伍)も下手人とは思わず、半七はお夏を預かり時間をかけて本物の岡っ引きになると語った。
庄太(西山浩司)から土井が怪しい一味と会っていると聞いた半七はお夏を連れて押し込み、一味を捕らえ、・・・・。


脚本:和久田正明
監督:関本郁夫

第4話:11月03日:「八丁堀友情の十手」

女が赤ん坊とお千加(片平なぎさ)と庄太(西山浩司)に同心・小山恭介(堤大二郎)の子供で半七(里見浩太朗)に話があると来て半七を探している内に女は消え、小山は知らないと言った。
その女・おさよ(本間由美)が斬られて見つかりそばに印籠があり、おさよは3月前に笹屋を止め、小山は印籠は前に無くしたと言った。
半七は笹屋のおりん(日向明子)と弟・佐吉(頭師佳孝)に会い、庄太は小山が戸崎矢之助(山下規介)を探し印籠の行方を聞き、矢之助は小山のために同心になれなかったと言った。
半七は戸崎(西園寺章雄)が小山を助ける為に斬ったと言われる男の妻・おかみ(新海百合子)に会い、戸崎と隠れて会っていたのが判り戸崎が夫を斬り、矢之助を傷つけない為に小山に頼んだと聞き、矢之助にその事を話した。
矢之助はおりんと秋村小十郎(宮口二郎)に降りると言って斬られ、手に「丸に三」の血文字を残した。
半七はおりんと佐吉が大宮屋に行き、次ぎに「丸に三」の紀州屋(田口計)に行くのを見て、赤ん坊の父は佐吉で本当の狙いは店の乗っ取りと知り、乗り込んで一味を捕らえ・・・・・。


脚本:ちゃき克彰
監督:斎藤光正

第5話:11月10日:「十五年目の悲願」

大店の後妻・おきぬ(伊藤麻衣子)に伊三郎という男が会いに来たが断り、男が船頭・徳松(清水昭博)が離れて帰る時におきぬが簪を落とし、船で死体を見つけ半七(里見浩太朗)と小山(堤大二郎)は島から帰った盗賊かまいたちの一味の伊三郎と知った。
徳松は簪があつらえ物と知りおきぬを強請ろうとし、翌日徳松は長屋で殺され長次(山城新伍)はおきぬと出会った。
半七は島流しの菩提寺で伊三郎に娘がおり会うために帰って来たと聞いた。
金右衛門(金内喜久夫)に市兵衛(川辺久造)が来て、店を張っていた庄太(西山浩司)は女中・おとよ(前沢保美)から金右衛門がおきぬを女房にしたが、番頭の新助(篠塚勝)が惚れていると聞いた。
おきぬは捕らえられたが殺人は双方共に否定し、新助が自訴してきたが長次はおきぬは白で別の何かを隠していると考え、半七はおきぬは伊三郎の娘で新助もかばっていると言った。
半七は15年前に娘の出来た伊三郎の裏切りで盗賊かまいたちの一味が捕らえられ、伊三郎を裏切って娘を奪った金右衛門が自分の妻にし、島帰りの伊三郎と強請った船頭・徳松を殺したと突き止め、金右衛門一味を乗り込み捕らえて・・・・。


脚本:鈴木生朗
監督:斎藤光正

第6話:11月17日:「花吹雪! 女親分」

半七(里見浩太朗)・庄太(西山浩司)・小山(堤大二郎)・お千加(片平なぎさ)らが小間物売りの千太郎(島英臣)とお力(松本友里)に辻斬りに注意したが千太郎が怪我をした。
賭場を開いていた三国屋おこう(根岸明美)に息子・千太郎が見つかったと連絡が入り会いに出掛けたが、お力と駆け落ちしていた。
お初(有沢妃呂子)が長次(山城新伍)に話し、庄太が辻斬りに生き証人がいると触れ回り居場所を変え罠だったが、押し入った辻斬りはお力を人質にしようとしたがおこうが助け、捕らえた辻斬りは火盗改め・宝生左門(亀石征一郎)が強引に連れ去り斬った。
おこうに千太郎は跡継ぎを断り、宝生は廓通いで花魁に入れあげていた。
火盗改めの使いに千太郎は殺され、小山と長次は土蜘蛛一味を探し、火盗改めが土蜘蛛一味と手を組むと疑った。
おこうは火盗改めが犯人で襲おうとするが、半七が止め、自ら廓にいる宝生を捕らえ・・・・。


脚本:和久田正明
監督:金鐘守

第7話:11月24日:「ろくでなし」

唐津屋吉兵衛(菅貫太郎)を襲った者が追われ、辻うら売りのおかよ(竹村愛美)に人形をあずけ斬られ、小山(堤大二郎)は男は隠密同心と言った。
母が死に娘・おかよの父捜しを虎吉(安岡力也)は頼まれた。
半七(里見浩太朗)・庄太(西山浩司)は唐津屋から盗み被害届けがなく、小山は無理に調べるが見つからなかった。
虎吉とおかよはお千加(片平なぎさ)の店で辻うら売りを探していると聞き、長次(山城新伍)と半七に父を探していると言った。
虎吉は隠密同心を斬った浪人にあい、おかよに人形を返せと言ったがおかよは家に置いていて、虎吉は唐津屋を脅すと唐津屋はおかよを攫い虎吉を呼び出した。
お初(有沢妃呂子)からおかよがいなくなったと聞いた長次は探し、半七に知らせた。
虎吉は唐津屋に撃たれたが半七が助け、人形の謎を解き唐津屋に押し入り捕らえ・・・。


脚本:名倉勲
監督:金鐘守

第8話:12月01日:「十手を憎んだ女」

半七(里見浩太朗)・庄太(西山浩司)は喧嘩でおしん(芦川よしみ)を助けたが十手持ちは嫌いと言われた。
おみつ(太宰由美子)の友のおきよ(加藤貴子)が百度参り中に信濃屋喜三郎(宮本大誠)に言い寄られて絞め殺された。
喜三郎を弥助(赤城太郎)とおしんが見かけたが、おしんが証言しない内に弥助が殺された。
お初(有沢妃呂子)からおしんの事を聞いた長次(山城新伍)は、昔おしんの相手が岡っ引きになりたがるのを断る為に材木問屋・木曽屋の知らせを聞かなかった事を想い出し誤解だが、半七に話し十手も渡した。
与力・本間啓一郎(小野武彦)は小山(堤大二郎)と半七に捜索状況を聞き、小山は木曽屋の事件記録に不審を見つけ、半七は信濃屋(穂積隆信)と本間が仲間と疑った。
おしんは庄太に証言を約束するが、本間に斬られかけるが長次が救った。
半七は信濃屋と本間に乗り込み・・・・・。
長次はおしんに謝られ、お初から半七から頼まれた十手を渡された。


脚本:ちゃき克彰
監督:小澤啓一

第9話:12月08日:「恋しぐれ鎌倉河岸」

翁屋善助(浜田東一郎)がお千加(片平なぎさ)に岩代屋芳之助(徳江一裕)に頼まれ金策に行くと言い出掛け、お千加は芳之助が飛び出した寺に善助の死体を見つけた。
勘定方から引き取った半七(里見浩太朗)は小山(堤大二郎)に何かを隠していると言い、お千加は芸者・駒千加時代に世話になったお駒(三條美紀)に相談し、善助もお千加も岩代屋の大旦那の遺言で50両貰っていた。
半七は庄太(西山浩司)に翁屋善助の過去を調べさせ甲州から流れて来た時に岩代屋の大旦那に助けられたと判った。
半七は翁屋善助の妻・お粂(梶三和子)から200両の金策で昔に縁がある所に出掛けたと聞き、芳之助にも事情を聞いた。
お千加は善助が言った行き先からきせる屋を探し丹波屋(浜田晃)を尋ねるが知らないと言われたが、丹波屋は伊三郎(伊東達広)にお千加の始末を命じたがたまたま見つけた長次(山城新伍)に助けられた。
小山は穴切の勝蔵一味が近くを荒らしていると知り、芳之助の話から善助が穴切の勝蔵一味だった時があり、金を借りにいって殺されたと知った。
勝蔵一味がお千加を襲うが半七が助け、善助の行き先が丹波屋と聞き、逃げようとしていた一味を捕らえた。
半七はお千加の駒千加時代を知っていたが、昔は昔と言い・・・・・。


脚本:鈴木生朗
監督:小澤啓一

第10話:12月15日:「死神を刺した女」

死神の半蔵(立川三貴)が何故か赦免になり島から戻る事になり、元女房で自訴した・おふみ(山本みどり)は半七(里見浩太朗)に相談していた。
同心・進藤采女(長谷川明男)が半蔵を迎え望みで長次(山城新伍)に石川の寄場に送らせるが女房に会いたいと1日自由を望んだ。
噂で奉公先の伊勢屋におれなくなったおふみを半七は、お千加(片平なぎさ)の店で預かってもらうが、半蔵がお初(有沢妃呂子)を脅し半七からおふみの居場所を聞きだそうとし、熊蔵(丹古母鬼馬二)や庄太(西山浩司)を見張りにするがお初はまた襲われた。
半蔵の赦免が疑問な半七に小山(堤大二郎)は調べ進藤の働きかけで繋がりを調べ、庄太は進藤が泉州屋(高桐真)に会うのを見た。
半蔵と進藤はおふみの行方を捜し、それを知ったおふみは自訴し罪人として晒され、盗賊が襲い奪った。
半七は進藤と泉州屋の話を聞き捕らえたが、半蔵はおふみと逃げ、自首を勧めるおふみを殺し押し込んだ半七に捕らえられた。


脚本:塙五郎
監督:原田雄一

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